いにしえの文 › 三国遺事(三国時代の遺聞集) › 紀異 第2

聖徳王聖德王

三国遺事(三国時代の遺聞集) 三國遺事 · 一然(イリョン) · 1281年(高麗・忠烈王7年) · 段落 1 · 漢字 93字 · 朗読 0.4分

三国遺事(三国時代の遺聞集) 紀異 第2 高麗の僧・一然が編んだ三国時代の説話集。正史が捨てた話を集めている。檀君神話を載せる最も古い書物である。

1一人に一日三升ずつ

聖徳王第三十三聖徳王神龍二年丙午,歳禾不登人民飢甚.丁未正月初一日至七月三十日,救民給租,一口一日三升爲式.終事而計三十万五百碩也.王爲太宗大王刱奉徳寺,設仁王道場七日,大赦.始有侍中聀.〔一本系孝成王.〕

聖徳王。

第三十三代聖徳王の神龍二年丙午の年、穀物が実らず、民はひどく飢えた。

丁未の年の正月一日から七月三十日まで、民を救うために穀物を支給したが、一人に一日三升ずつを定めとした。

事を終えて数えると、三十万五百石であった。

王は太宗大王のために奉徳寺を建て、仁王道場を七日間設け、大赦を行った。

このとき初めて侍中という官職ができた。〔ある本ではこれを孝成王の代のこととしている。〕

夾注 1

一本系孝成王.

ある本ではこれを孝成王の代のこととしている。