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推古天皇
古事記(古い事柄の記録) 中下巻 日本で最も古い書物。天地が開けるところから始まり、神々の時代を経て推古天皇までの三巻。歌百五首が万葉仮名で記されており、漢字を意味ではなく音だけで用いた文章がまるごと残っている。日本書紀と同じ出来事を違えて記した箇所が多く、並べて読む値打ちが大きい。
1推古天皇
豐御食炊屋比賣命。坐小治田宮。治天下參拾漆歲。御陵在大野岡上。後遷科長大陵也。
豊御食炊屋比売命(とよみけかしきやひめのみこと)は、小治田宮(おはりだのみや)におられて三十七年のあいだ天下をお治めになりました。御陵は大野の岡の上(おおののおかのうえ)にありましたが、のちに科長の大陵(しながのおおきみささぎ)に移しました。
夾注 1
豐御食炊屋比賣命
豊御食炊屋比売命は女性の君主です。天皇という語は男女を問わない言葉ですので、女性の君主も天皇と記します。― 訳者