いにしえの文 › 古事記(古い事柄の記録) › 中下巻

推古天皇

古事記(古い事柄の記録) 古事記 · 太安万侶 · 712年(和銅5年) · 段落 1 · 漢字 39字 · 朗読 0.2分

古事記(古い事柄の記録) 中下巻 日本で最も古い書物。天地が開けるところから始まり、神々の時代を経て推古天皇までの三巻。歌百五首が万葉仮名で記されており、漢字を意味ではなく音だけで用いた文章がまるごと残っている。日本書紀と同じ出来事を違えて記した箇所が多く、並べて読む値打ちが大きい。

1推古天皇

豐御食炊屋比賣命。坐小治田宮。治天下參拾漆歲。御陵在大野岡上。後遷科長大陵也。

豊御食炊屋比売命(とよみけかしきやひめのみこと)は、小治田宮(おはりだのみや)におられて三十七年のあいだ天下をお治めになりました。御陵は大野の岡の上(おおののおかのうえ)にありましたが、のちに科長の大陵(しながのおおきみささぎ)に移しました。

夾注 1

豐御食炊屋比賣命

豊御食炊屋比売命は女性の君主です。天皇という語は男女を問わない言葉ですので、女性の君主も天皇と記します。― 訳者