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尉繚子 — 勒卒令尉繚子 勒卒令

武経七書(七つの兵法書)— 孫子を除いた六つ 武經七書 · 姜太公に仮託・黄石公に仮託・尉繚・呉起・司馬穰苴・李靖 · 戦国時代〜唐(紀元前4世紀〜7世紀) · 段落 2 · 漢字 121字 · 朗読 0.5分

武経七書(七つの兵法書)— 孫子を除いた六つ 尉繚子 宋が武官を選ぶ教科書として定めた七つの兵書のうち、孫子兵法を除いた六つ。六韜は文王・武王が太公望に問う問答で、国の治めから車・騎兵・野戦・水渡りまで六十篇、三略は黄石公が張良に与えたという短い三篇、尉繚子は秦の前後の軍令と伍・什の編制を細かに記した二十四篇、呉子は呉起が魏の武侯に答えた六篇、司馬法は春秋以前の軍礼を伝える五篇、李衛公問対は唐の太宗と李靖が奇正・虚実・蕃漢・攻守をやり取りした三巻である。「兵は凶器である」、「人を至らせて人に引かれない」、「千章万句も、さまざまな方法で誤らせるというその一句を越えない」がここから出た。孫子兵法の次に読む兵家の残りの六つの流れを一か所に集めた。

1敵が山にいればよじ登って追い、淵にいれば潜って追う

敵在山,緣而從之;敵在淵,沒而從之。求敵如求亡子,從之無疑,故能敗敵而制其命。

敵が山にいれば、よじ登って追い、敵が淵にいれば、潜って追う。敵を求めることを、いなくなった子を探すようにし、追うのにためらいがない。だから敵を破り、その命を制することができる。

2正兵は先んじることを重んじ、奇兵は後にすることを重んじる

夫蚤決先定,若計不先定,慮不蚤決,則進退不定,疑生必敗。故正兵貴先,奇兵貴後,或先或後,制敵者也。世將不知法者,專命而行,先擊而勇,無不敗者也。其舉有疑而不疑,其往有信而不信,其致有遲疾而不遲疾。是三者,戰之累也。

早く決し、先に定めなければならない。もし計がさきに定まらず、思慮が早く決しなければ、進退が定まらず、疑いが生じて必ず敗れる。だから正兵は先んじることを重んじ、奇兵は後にすることを重んじる。あるときは先に、あるときは後に出るのが、敵を制することである。世の将で法を知らない者は、勝手に命じて動き、先に攻めることを勇だと思うので、敗れない者はない。その動きには疑うべきところがあるのに疑わず、その進み方には信じるべきところがあるのに信じず、その到らせ方には遅速をつけるべきところがあるのに遅速をつけない。この三つが、戦いの足かせである。