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芬皇寺の千手大悲 — 目の見えない子が目を得る芬皇寺千手大悲 盲兒得眼
三国遺事(三国時代の遺聞集) 塔像 第4 高麗の僧・一然が編んだ三国時代の説話集。正史が捨てた話を集めている。檀君神話を載せる最も古い書物である。
1壁画の前で歌を歌うと目が明るくなる
景徳王代漢歧里女希眀之児生五稔而忽盲.一日其母抱児詣芬皇寺左殿北壁畫千手大悲前,令児作歌禱之,遂得明.其詞曰.膝肹古召旀,二尸掌音毛乎攴内良,千手觀音叱前良中祈以攴白屋尸置内乎多.千隠手□叱千隠目肹.一等下叱放一等肹除惡攴.二于萬隠吾羅,一等沙隠賜以古只内乎叱等邪,阿邪也,吾良遺知攴賜尸䓁焉,放冬矣用屋尸慈悲也根古.
景徳王の時、漢歧里に住む女の希明(きめい)の子が、生まれて五年目に突然目が見えなくなった。
ある日、その母が子を抱いて芬皇寺の左の殿の北の壁に描かれた千手大悲の前に赴き、子に歌を作って祈らせたところ、ついに目が明るくなった。
その歌詞はこうである。
⟪郷歌⟫
膝肹古召旀 二尸掌音毛乎攴内良 千手觀音叱前良中 祈以攴白屋尸置内乎多 千隠手□叱千隠目肹 一等下叱放一等肹除惡攴 二于萬隠吾羅 一等沙隠賜以古只内乎叱等邪 阿邪也 吾良遺知攴賜尸䓁焉 放冬矣用屋尸慈悲也根古
2讃じて言う
讃曰.竹馬葱笙戱陌塵,一朝雙碧失瞳人.不因大士逥慈眼,虛度楊花㡬社春.
讃じて言う。
竹馬に乗り葱の笛を吹いて、街の塵で戯れていたのに 一朝のうちに両の目が瞳を失った 大聖が慈悲の眼を返してくださらなかったなら 柳の花の散る春を幾年むなしく過ごしたことか