いにしえの文 › 東国李相国集(東国の李相国の文集) › 前集 巻17

華夷図に題した長短句題華夷圖長短句

東国李相国集(東国の李相国の文集) 東國李相國集 · 李奎報(イ・ギュボ) · 1241年(高麗・高宗28年)編 · 1251年に改め補う · 段落 1 · 漢字 67字 · 朗読 0.7分

東国李相国集(東国の李相国の文集) 前集 巻17 高麗の李奎報が生涯に作った文章を、子の李涵が1241年に編んで刻み、孫の李益培が1251年に改め補った文集。詩と賦、王に奉った表と箋、寺と塔に付けた記、碑銘と墓誌銘、手紙と序文、そしてモンゴルが攻め入った時に行き交った国書までが収められている。高句麗の始祖を歌った「東明王篇」が前集の巻3にあり、酒と琴と詩を友として自ら白雲居士と名のった人の一日一日が後集に残っている。書は、彼が目を病んで筆を置く最後の詩と、彼が死んだ後に他の人が作って付けた誄書・墓誌銘で閉じる。

萬國森羅數幅牋。三韓隈若一微塊。觀者莫小之。我眼謂差大。今古才賢衮衮生。較之中夏毋多愧。有人曰國無則非。胡戎雖大猶如芥。君不見華人謂我小中華。此語眞堪採。

万国が数幅の紙に森のように並び 三韓は片隅に、ひとつの小さな塊のようだ 見る者よ、これを小さいとするな 私の眼には、かなり大きいと言える 今も昔も才ある賢者が続々と生まれ 中夏に較べても、恥じることは多くない ある人は「国は無ければそれまでだ」と言うが 胡や戎は大きくとも、なお芥子のようなものだ 君は見なかったか、華の人が我らを小中華と呼ぶのを この言葉は、まことに採るに足る