東京で年の終わりに災いを祓ってくださるよう祈る毬庭醮礼文 — 三度目の杯東京行季年祈禳毬庭醮禮文 三獻
氣判上淸下濁。神行乎間。祭致一純二精。應在于邇。伏念臣嗣承祖統。奄莅民區。念長轡遠御之謀。痛加勵飾。無大明旁燭之智。動闇幾微。其在朝昏。尙難宴息。陰陽推代。雖關天數之常。晦朔會交。猶戒禍胎之漸。况採言於邃術。當有毖於季年。庶仗眞庥。獲延景祚。爰取杪商之凄節。伻投陪邑之殊庭。祗展法壇。仰迎仙仗。藉茅席地。猶可降於靈眞。酌水獻花。庶俯垂於臨格。伏望僉紆聦享。旋錫純禧。曆服無彊。必等南山之壽。邦家永泰。一如東戶之時。內無犯紀之人。外絶窺邊之虜。
気が上は清く下は濁って分かれるので、神はその間を行かれ、祭りがひとえに純な誠と二つの精を尽くすので、感応が近くにあります。
伏して思えば、臣は祖先の大きな統を受け継いで、たちまち民の地に臨みました。長い手綱で遠く御する謀りを思って、努めて整えることを痛むほどに加えましたが、大きく明るく広く照らす知恵がなく、動くたびに気配に暗いのです。朝も夕も、なお安らかに休むことが難しいのです。
陰と陽が押し移ることは、天の運数の定めに繋がることではありますが、晦と朔が出会って交わることには、なお災いの芽が広がることを戒めます。まして深い術から言葉を採ってみれば、まさに年の終わりに慎むことがあるといいます。どうか真なるお助けを頼みに、大きな福を延ばせることを願います。
そこで晩秋のもの寂しい季節を選んで、人を遣って別の都の格別な庭に赴きます。謹んで法壇を広げ、仰いで仙の儀仗をお迎えします。茅を敷いて地を席としても、なお霊しく真なる方をお下しいただけますので、水を汲んで花を捧げますから、伏して臨み至ってくださることを願います。
伏してお願いします。みな曲げて明らかに召し上がり、そのまま純な福をお下しください。享ける年が限りなく、必ず南山の寿と等しく、国が永く泰らかで、ひとえに東戸の時のようであり、内には綱を犯す人がなく、外には辺りを窺う虜が絶えるようにしてください。