李侍郎需と河郎中千旦が和して寄せてきたことに次韻する次韻李侍郞需,河郞中千旦見和。
昨承兩學士見和。卽和成藁本。以起居郞和詩未到。未敢寫寄。昨因李侍郞見訪。索其藁觀之。明日。又和一首寄之。侍郞所和。如是之頻。而猶以郞詩未到爲辭。而久自默然耶。因和一首。寄于兩君。但於末添四句爲三十韻者。非好勇也。蓋詩中狀雪才周而未悉陳仰慕三君思與同賞之意故爾。請同示起居郞。
昨日、両学士が和して寄せてきたものを受け取り、すぐに和して原稿を成したが、起居郎の和詩がまだ届かないので、あえて書き送ることができなかった。昨日、李侍郎が訪ねてきたついでにその原稿を求めて見ていたが、翌日また一首を和して寄せてきた。侍郎の和がこのように頻りであるのに、それでも起居郎の詩が来ていないことを口実にして長く黙っていられようか。そこで一首を和して両君に寄せる。
ただ末に四句を加えて三十韻としたのは、勇を好んだからではない。詩の中で雪を描いたことはようやく行き渡ったが、三君を仰ぎ慕って共に賞したいという意を述べ尽くせなかったからにすぎない。起居郎にもあわせてお見せ願いたい。
夾注 1
幷序
序をあわせた。
倚欄貪翫垂侵暮。欹枕猶聞便入宵。疑是雨遭寒所化。不然夏有雪猶飄。臘天餘凜居然壯。陽氣方乘尙爾瀌。去地漸高牛可沒。觸途皆凍馬難驕。無簦自任渾身冒。有粉予猶信手描。好拂靑筠憐有節。休尋黃獨嘆無苗。庭塡恐遣層階沒。路礙尋敎尺步遙。屬此擁爐閑坐夕。笑曾霑弁早衙朝。粧臺正妬施鉛面。舞館全欺束素腰。尙有黠狐迷失穴。何言飢雀困尋條。狂於隋岸三春絮。壯似錢塘八月潮。衰叟較嗟絲鬢亂。美人羞掩玉顔嬌。不思倡妓携同賞。唯憶詩朋與共謠。平陸人愁融作水。枯槎我已斷爲橋。興來王子催舟泛。臥久焦生任屋燒。滿苑一時敷浪蕊。長籬萬里掛輕綃。功深剪刻宜堪久。性欠堅貞易自消。必爾墮來仍靜着。被誰留弄尙閑搖。若嫌靴墊渠何出。縱被衣濡是自招。風卷不須長帚掃。日烘差勝沸湯澆。凍醪難暖催求炭。柮木粗炊得代樵。足踐終成隨地滅。掌擎初重自天凋。年祥正屆先修廩。酒價尤高欲賣貂。對汝形姸吾已伏。較吾鬚皓汝還饒。遡陰先積何容釋。入水隨淪未暇漂。絃絶已諳難撫瑟。簧寒又可得吹簫。三君岐爽風神秀。一代飛掦藻翰超。爲問詞腸誰與瀉。各拘官事未相邀。矧伊殘老多蕭索。久矣幽居守寂寥。更待雪天當會遇。醉吟嘉景慰無聊。
欄に寄りかかって貪るように眺めているうちに暮れ方に至り 枕に寄りかかってもなお音が聞こえて、そのまま夜に入った これは雨が寒さに遭って変わったものかと思うが そうでなければ夏にも雪がなお舞うことになろう 師走の残りの寒さがそのまま強く 春の気がまさに昇っているのに、これほど降りしきる 地から次第に高くなって牛が埋まるほどで 行く路はどこも凍って馬が誇りがたい 傘がないので全身で被ることをみずから引き受け 粉があるので私はなお手の動くままに描いてみる 青い竹を払ってやるのによいので、節のあるのが愛らしく 黄色い芋を探さないでくれ、芽のないことを嘆くことになるから 庭が埋まって階段が隠れるのが恐ろしく 路が塞がって一尺の歩みも遥かになった こういう時は炉を抱えて閑かに座る夕がよく かつて早い役所の路で冠を濡らしたことがおかしい 化粧の鏡台は粉を塗った顔をしきりに妬み 舞いの館は白絹を束ねた腰をすっかり欺く それでも賢い狐がいて穴を失ってさまよい 飢えた雀が枝を探しがたいのは言うまでもない 狂うことでは隋の岸の三春の柳の綿のようで 強いことでは銭塘の八月の潮のようだ 衰えた老人は糸のような鬢の乱れを比べて嘆き 美人は恥じて玉のような美しい顔を覆う 妓女を連れて共に眺めることは思わず ただ詩の友とともに歌うことを思う 平地では雪が溶けて水になるのを人々が憂えるが 枯れた株で私はすでに切って橋を架けた 興が湧けば王子猷は舟を出せと急かし 長く臥して焦先は家が焼けても放っておいた 園いっぱいに一時に波のような花蕊を咲かせ 長い籬の万里に軽い絹を掛けた 腕前が深く切り刻んだのだから久しく保つに足るのに 性が堅く貞くないので、自然と容易に消えてしまう 必ず落ちてきてそのまま静かに付き 誰に留められて弄ばれているのか、いまなお閑かに揺れる 靴が濡れるのが嫌なら、その人はどうして出歩いたのか たとえ衣が濡れても、それはみずから招いたことだ 風が払っていくので長い箒で掃くまでもなく 日が照るので熱い湯を注ぐより勝る 凍えた酒は温めがたいので炭を求めよと急かし 株の木で粗く焚いて薪の代わりとする 足で踏めばついに地に従って消え 掌に受ければ初めは重く、天から来たままに枯れる 豊年の兆しがちょうど至ったので、先に倉を手入れし 酒の値がいっそう高いので毛皮を売りたい お前の美しい姿に向き合えば私はすでに屈し 私の鬚の白さに比べればお前はかえって豊かだ 陰に逆らって先に積もるのに、どうして溶けるのを望もう 水に入れば従って沈み、流されていく暇もない 弦が切れたことはすでに知っているので琴を弾きがたく 笙が凍ったので、また簫を吹けるだろうか 三君は人並み外れて爽やかに秀で、風采が明るく 一代に飛び揚がって文の腕前が抜きん出ている 問いたい、文を書く胸の内を誰とともに注ごう それぞれ役所の事に縛られて互いに招けない まして、この衰え果てた老人は寂しさが多く 長らく奥まって暮らし、静けさを守ってきたことは言うまでもない ふたたび雪の降る日を待って、ぜひ会い 酔って吟じ、よい景色で無聊を慰めたい