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李侍郎需が廻文で和した長句の雪の詩三十韻に次韻する次韻李侍郞需以廻文和長句雪詩三十韻

東国李相国集(東国の李相国の文集) 東國李相國集 · 李奎報(イ・ギュボ) · 1241年(高麗・高宗28年)編 · 1251年に改め補う · 段落 2 · 漢字 494字 · 朗読 5.5分

東国李相国集(東国の李相国の文集) 後集 巻9 高麗の李奎報が生涯に作った文章を、子の李涵が1241年に編んで刻み、孫の李益培が1251年に改め補った文集。詩と賦、王に奉った表と箋、寺と塔に付けた記、碑銘と墓誌銘、手紙と序文、そしてモンゴルが攻め入った時に行き交った国書までが収められている。高句麗の始祖を歌った「東明王篇」が前集の巻3にあり、酒と琴と詩を友として自ら白雲居士と名のった人の一日一日が後集に残っている。書は、彼が目を病んで筆を置く最後の詩と、彼が死んだ後に他の人が作って付けた誄書・墓誌銘で閉じる。

昨蒙復以織錦體和前雪詩。夫廻文也。雖於短章。難莫甚焉。故古之人。雖喜爲廻文。未有至於二十三十韻者。況又和人所作鉅篇。復以廻文者乎。今子之所示。琬轉可愛。不可不答。依韻效嚬耳。

昨日、またも織錦体で前の雪の詩に和してくださる恵みを受けた。およそ廻文というものは、短い章においてさえ、これより甚だしい難しさはない。それゆえ昔の人は廻文を作るのを好んだとはいえ、二十韻三十韻に至った者はなかった。まして、人の作った大篇に和しながら、さらに廻文にした場合はなおさらである。

いまあなたが示してくれたものは、玉のように転がって愛らしく、答えないわけにはいかない。韻に従って下手に真似てみるだけである。

夾注 1

幷序

序をあわせた。

忙撥火來寒帶曉。急挑燈後暝侵宵。凰冠赤沒渾山滿。雉髻紅埋亘谷飄。墻粉白添知巧飾。峀鬟靑露覺微瀌。荒林晚宿窮猿縮。迥野晨飛快鶻驕。狂態卷遭行客踐。皓形移自善工描。藏深路面平沈地。鎖久花根密噤苗。張傘御街行緩緩。拂蓑漁浦去遙遙。煌螢映字書窓夜。肅爽醒魂睡榻朝。粧樹大封枝及幹。冒巖危陷頂兼腰。忘移圃菜新抽甲。緩種畦蔥好挺條。蝗滅已諳田秀麥。鷺驚偏訝海增潮。陽廻漸寢華奔放。日耀當收色姹嬌。鴦瓦壓嗟端射冷。兔毫凝歎曠裁謠。腸飢認已空鐺鼎。足蹇兢將踏棧橋。涼被薄知方憚臥。淡灰枯恨却難燒。倉囷洒滿爭糧糒。府庫堆多較縠綃。香案觸嫌方暗息。㸑廚侵悔自輕消。襄懷恐或多融釋。斂減知應罷蕩搖。章騁必宜須爾訪。酒醺還欲得他招。霜氷肖豈重輕積。雨露同何先後澆。強僕倚堪常泛篲。病奴寬許已慵樵。羊驅牧處毛輕散。鶴放看時毳細凋。郞騎躍歸霑玉弁。客軒騰去混銀貂。囊儲投拾瓊分擲。橐實謀收米峙饒。芳草茁妨威烈猛。穢塵閑泛汁流漂。長堤遠怯欹籉笠。靜閤寒知澁管蕭。黃道犯難應避去。碧天凌易忽飛超。觴深倒快心開豁。景勝吟酣興引邀。祥祲等觀恬入湛。喜悲同視廓成寥。康身得幸時平泰。適意歡欣我復聊。

急いで火をかき分けて来ると、寒さが暁を帯びていて 急いで灯を掻き立てた後、暗さが夜へ染み入る 鳳凰の冠のような紅が埋もれて山じゅうが満ち 雉の髷のような紅が埋まって谷ごとに舞う 塀が粉のように白さを増したので、巧みな飾りだと分かり 峰の髷に青さが露れたので、少し降りしきったと分かる 荒れた林に夕べ宿れば、窮した猿が身を縮め 遥かな野に暁に飛べば、鋭い鶻が誇る 狂ったさまが払われると、路を行く旅人に踏まれ 白い姿が移っていくと、腕のよい工が描いたようだ 深く隠されて路の面が地と平らに沈み 長く閉ざされて花の根が芽を密に噤んだ 傘を広げて大路をゆるゆると行き 蓑を払って漁りの浦へ遥々と行く きらめく螢が字を照らせば書を読む窓の夜で 涼やかに魂を醒ませば寝床の朝である 木を装って枝から幹まで大きく封じ 巖を覆って頂と腰までも危うく陥れた 畑の菜が新たに殻を脱いだのを移すことを忘れ 畝の葱がよく茎を伸ばしたのを植えるのを遅らせる 蝗が消えたので、畑に麦が秀でることをすでに知り 鷺が驚いたので、海に潮が増したかとことに疑う 日が巡ると華やかな舞い散りが次第に収まり 日が輝くと美しい色を収め取る 鴛鴦の瓦が押されて端から冷えを射るのが嘆かわしく 兎の毛の筆が凍って歌を作ることを空しくしたのが恨めしい 腸が飢えれば、すでに鍋も鼎も空だと分かり 足がたじろげば、桟橋を踏むのを恐れる 涼しい布団が薄いので、まさに臥すのをはばかり 淡い灰が枯れたので、かえって火を点けがたいのが恨めしい 倉に降りかかって満ちれば、糧や干し飯と張り合い 府庫に積もることが多ければ、絹と比べるに足る 香案に触れるのが嫌なので、まさにひそかに休み 厨に染み入るのを悔いて、おのずと軽く消える 水が増して懐くのを恐れて、時には多く溶けもし 収まり減れば、きっと揺らぎも止んだと分かる 文を広げるには、必ずあなたが訪ねてくるのがふさわしく 酒がほどよく回れば、かえって人の招きを得たい 霜と氷が似ているのだから、どうして重く軽く積もろう 雨と露が同じなのだから、どうして先後を分けて注ごう 強い下僕は頼みになるので、常に箒を持たせ 病んだ奴にはゆるく許して、すでに薪取りを怠らせている 羊を駆って牧する所では毛が軽く散り 鶴を放って見る時には綿毛が細く枯れる 若者は馬を駆けて帰りながら玉の冠を濡らし 客の軒車は飛び去りながら銀の貂に混じる 袋に蓄えたものを投げ拾えば、玉を分けて投げるようで 嚢に載せたものを収めようと計れば、米が豊かに積まれている 香しい草が萌えるのは、厳しい威勢が猛くて妨げ 汚れた塵は閑かに浮いて汁となり、流れて漂い去る 長い堤は遠くて、笠が傾くのが怖く 静かな閣は寒くて、管の穴が渋ると分かる 黄道を犯すのは難しいので、きっと避けて行くべきで 碧い天は越えやすいので、ふいに飛び跳び上がる 杯を深く傾けると爽やかで、心がからりと開け 景色が勝れて吟詠が熟すと、興が引き招く 祥と祲とをひとしく見て、安らかに澄みに入り 喜びと悲しみを同じに見て、からりと静けさを成す 身が健やかで、幸い時が平らかに泰らかなので 意に適って喜び、私はまた楽しい

夾注 2

文選煌煌熒熒

『文選』の「煌煌熒熒」である。

黃道 — 君主が行幸する路として読むこともある。対になる次の行が「碧い天」であるため、日の通る天の路と取った。 ― 訳者