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終声の解説終聲解

訓民正音(民を教えるための正しい音) 訓民正音 · 世宗と集賢殿の学士たち · 1446年(朝鮮・世宗28年) · 段落 3 · 漢字 423字 · 朗読 4.2分

訓民正音(民を教えるための正しい音) 解例 世宗が二十八字を作り、その理由と使い方を記した書。「国の言葉の音が中国と異なり」で始まる序文と、字をどのように作ったかを明らかにした制字解が併せて収められている。字を作った人がその原理を自らの手で記して残した例は、世界にほかにない。

終聲者,承初中而成字韻。如卽字終聲是ㄱ,ㄱ居즈終而爲즉。洪字終聲是ㆁ,ㆁ居ᅘᅩ終而爲ᅘᅩᇰ之類。舌脣齒喉皆同。

終声は初声と中声を受けついで字の音をなす。卽の字の終声は ㄱ で、ㄱ が 즈 の終わりにあって 즉 となり、洪の字の終声は ㆁ で、ㆁ が ᅘᅩ の終わりにあって ᅘᅩᇰ となる類である。舌音・唇音・歯音・喉音も、みな同じである。

聲有緩急之殊,故平上去其終聲不類入聲之促急。不淸不濁之字其聲不厲,故用於終則宜於平上去。全淸次淸全濁之字,其聲爲厲,故用於終則宜於入。所以ㆁㄴㅁㅇㄹㅿ六字爲平上去聲之終,而餘皆爲入聲之終也。然ㄱㆁㄷㄴㅂㅁㅅㄹ八字可足用也。如ᄇᆡᆺ곶爲梨花,여ᇫ의갗爲狐皮,而ㅅ字可以通用,故只用ㅅ字。且ㅇ聲淡而虛,不必用於終,而中聲可得成音也。ㄷ如볃爲彆,ㄴ如군爲君,ㅂ如ᅌᅥᆸ爲業,ㅁ如땀爲覃,ㅅ如諺語옷〮爲衣,ㄹ如諺語실〯爲絲之類。五音之緩急,亦各自爲對如牙之ㆁ與ㄱ爲對,而ㆁ促呼則變爲ㄱ而急,ㄱ舒出則變爲ㆁ而緩。舌之ㄴㄷ,脣之ㅁㅂ,齒之ㅿㅅ,喉之ㅇㆆ,其緩急相對,亦猶是也。且半舌之ㄹ,當用於諺,而不可用於文。如入聲之彆字,終聲當用ㄷ,而俗習讀爲ㄹ,盖ㄷ變而爲輕也。若用ㄹ爲彆之終,則其聲舒緩,不爲入也。訣曰

音には緩やかなものと急なものの違いがあるので、平声・上声・去声の終声は、入声の速く急なものとは同じでない。不清不濁の字はその音が激しくないので、終わりに用いれば平声・上声・去声にふさわしく、全清・次清・全濁の字はその音が激しいので、終わりに用いれば入声にふさわしい。そこで ㆁㄴㅁㅇㄹㅿ の六字が平声・上声・去声の終わりとなり、残りはみな入声の終わりとなる。

しかし ㄱㆁㄷㄴㅂㅁㅅㄹ の八字があれば、用いるのに十分である。ᄇᆡᆺ곶 は梨の花、여ᇫ의갗 は狐の皮であるが、ㅅ の字で通して用いることができるので、ㅅ の字だけを用いる。また ㅇ は音が淡く虚ろで、終わりに必ず用いなくとも、中声だけで音をなすことができる。

ㄷ は 볃 が彆となるもの、ㄴ は 군 が君となるもの、ㅂ は ᅌᅥᆸ が業となるもの、ㅁ は 땀 が覃となるものと同じであり、ㅅ は朝鮮のことばの 옷〮 が衣であるもの、ㄹ は朝鮮のことばの 실〯 が糸であるものの類と同じである。

五音の緩急も、それぞれ対をなす。牙音の ㆁ と ㄱ が対となり、ㆁ を速く発すれば ㄱ に変わって急になり、ㄱ をゆるめて出せば ㆁ に変わって緩やかになる。舌音の ㄴ と ㄷ、唇音の ㅁ と ㅂ、歯音の ㅿ と ㅅ、喉音の ㅇ と ㆆ も、その緩急が互いに対をなし、やはりこれと同じである。

また半舌音の ㄹ は朝鮮のことばに用いるべきもので、漢文には用いることができない。入声である彆の字は、終声に当然 ㄷ を用いるべきであるのに、世の習いで ㄹ と読んでいる。おおかた ㄷ が変わって軽くなったのである。もし ㄹ を彆の字の終声に用いれば、その音は伸びてしまい、入声にならない。要点を歌にする。

不淸不濁用於終 爲平上去不爲入 全淸次淸及全濁 是皆爲入聲促急 初作終聲理固然 只將八字用不窮 唯有欲聲所當處 中聲成音亦可通 若書卽字終用君 洪彆亦以業斗終 君業覃終又何如 以那彆彌次第推 六聲通乎文與諺 戌閭用於諺衣絲 五音緩急各自對 君聲迺是業之促 斗彆聲緩爲那彌 穰欲亦對戌與挹 閭宜於諺不宜文 斗輕爲閭是俗習

不清不濁の音を終わりに用いれば 平声・上声・去声となり、入声にはならない 全清と次清と全濁は みな入声となって速く急である 初声を終声とするのは理がもとよりそうであり ただ八字だけでも用いが尽きることはない ただ欲の音が当たるべきところでは 中声だけで音をなしても通じる 卽の字を書くなら終わりに君を用い 洪と彆は業と斗で終わる 君と業と覃の終わりはまたどうか 那と彆と彌で順に推してみよ 六つの音は漢文と朝鮮のことばに通じ 戌と閭は朝鮮のことばの衣と糸に用いる 五音の緩急はそれぞれ対をなし 君の音はすなわち業を速くしたものであり 斗と彆は音をゆるめれば那と彌になる 穰と欲はまた戌と挹に対する 閭は朝鮮のことばにふさわしく漢文にはふさわしくない 斗が軽くなって閭となったのは世の習いである