いにしえの文 › 中庸(偏らぬ道を説く書)

第11章11장

中庸(偏らぬ道を説く書) 中庸 · 子思が著したと伝わる · 礼記に収められた文章 · 段落 1 · 漢字 56字 · 朗読 0.2分

中庸(偏らぬ道を説く書) 「天が命じたものを性といい、性に従うことを道といい、道を修めることを教えという」で始まる。四書のうち最も遠くまで行く文章である。 前のほうは孔子の言葉を集めて、中庸がなぜそれほど難しいのかを説く — 天下を平らかに治めることもでき、官位を辞することもでき、真っ青な刃を踏むこともできるが、中庸は能くできない。後のほうは誠の一つに移っていき、誠は天の道であり、誠であろうとするのは人の道であると言って、ついには天地と並んで三つになるところまで行く。 「人が一度で能くするなら私は百度やり、人が十度で能くするなら私は千度やる」という言葉もここから出た。

子曰:「素隱行怪,後世有述焉:吾弗爲之矣。君子遵道而行,半塗而廢:吾弗能已矣。君子依乎中庸。遯世不見知而不悔:唯聖者能之。」

孔子が言った。「隠れたことを探り出し、怪しいことを行えば、後の世に書き記す者もあろうが、私はしない。君子が道に従って行きながら半ばでやめることもあるが、私はやめられない。君子は中庸に拠る。世を避けて知る者がなくとも悔やまない。ただ聖なる者だけがそうできる。」