いにしえの文 › 中庸(偏らぬ道を説く書)

第18章18장

中庸(偏らぬ道を説く書) 中庸 · 子思が著したと伝わる · 礼記に収められた文章 · 段落 1 · 漢字 183字 · 朗読 0.7分

中庸(偏らぬ道を説く書) 「天が命じたものを性といい、性に従うことを道といい、道を修めることを教えという」で始まる。四書のうち最も遠くまで行く文章である。 前のほうは孔子の言葉を集めて、中庸がなぜそれほど難しいのかを説く — 天下を平らかに治めることもでき、官位を辞することもでき、真っ青な刃を踏むこともできるが、中庸は能くできない。後のほうは誠の一つに移っていき、誠は天の道であり、誠であろうとするのは人の道であると言って、ついには天地と並んで三つになるところまで行く。 「人が一度で能くするなら私は百度やり、人が十度で能くするなら私は千度やる」という言葉もここから出た。

子曰:「無憂者,其惟文王乎。以王季爲父,以武王爲子。父作之,子述之。武王纘大王、王季、文王之緒。壹戎衣,而有天下。身不失天下之顯名。尊爲天子。富有四海之內。宗廟饗之。子孫保之。武王末受命,周公成文武之德。追王大王、王季,上祀先公以天子之禮。斯禮也,達乎諸侯大夫,及士庶人。父爲大夫,子爲士;葬以大夫,祭以士。父爲士,子爲大夫;葬以士,祭以大夫。期之喪,達乎大夫;三年之喪,達乎天子;父母之喪,無貴賤,一也。」

孔子が言った。

「憂いのなかった人は、ただ文王だけであるな。王季を父とし、武王を子とした。父が起こし、子が継いだ。

武王は太王・王季・文王の緒を継ぎ、ひとたび甲を着て天下を有った。身は天下に顕れた名を失わず、尊さでは天子となり、富では四海の内を有った。宗廟がこれを享け、子孫がこれを守った。

武王は晩年に命を受け、周公が文王と武王の徳を成した。太王と王季を追って王と称し、上は先公を天子の礼で祀った。この礼は諸侯・大夫から士や庶人にまで及んだ。

父が大夫で子が士であれば、葬りは大夫の礼で行い、祭りは士の礼で行う。父が士で子が大夫であれば、葬りは士の礼で行い、祭りは大夫の礼で行う。

一年の喪は大夫にまで及び、三年の喪は天子にまで及ぶ。父母の喪には貴賤の別なく、一つである。」