いにしえの文 › 中庸(偏らぬ道を説く書)

第24章24장

中庸(偏らぬ道を説く書) 中庸 · 子思が著したと伝わる · 礼記に収められた文章 · 段落 1 · 漢字 43字 · 朗読 0.2分

中庸(偏らぬ道を説く書) 「天が命じたものを性といい、性に従うことを道といい、道を修めることを教えという」で始まる。四書のうち最も遠くまで行く文章である。 前のほうは孔子の言葉を集めて、中庸がなぜそれほど難しいのかを説く — 天下を平らかに治めることもでき、官位を辞することもでき、真っ青な刃を踏むこともできるが、中庸は能くできない。後のほうは誠の一つに移っていき、誠は天の道であり、誠であろうとするのは人の道であると言って、ついには天地と並んで三つになるところまで行く。 「人が一度で能くするなら私は百度やり、人が十度で能くするなら私は千度やる」という言葉もここから出た。

其次致曲。曲能友誠。誠則形。形則著。著則明。明則動。動則變。變則化。唯天下至誠爲能化。

その次は一方を尽くす。一方であっても誠と友となることができる。誠であれば形になり、形になれば著れ、著れれば明らかになり、明らかになれば動き、動けば変わり、変われば化する。ただ天下の至誠だけが、よく化することができる。

夾注 1

友

底本は「友」である。広く行われている版本は「有」と記し、「一方にも誠がある」とも読まれてきたが、底本のまま「誠と友となる」と読んだ。― 訳者