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反正天皇

古事記(古い事柄の記録) 古事記 · 太安万侶 · 712年(和銅5年) · 段落 1 · 漢字 136字 · 朗読 0.5分

古事記(古い事柄の記録) 中下巻 日本で最も古い書物。天地が開けるところから始まり、神々の時代を経て推古天皇までの三巻。歌百五首が万葉仮名で記されており、漢字を意味ではなく音だけで用いた文章がまるごと残っている。日本書紀と同じ出来事を違えて記した箇所が多く、並べて読む値打ちが大きい。

1反正天皇

水齒別命。坐多治比之柴垣宮。治天下也。此天皇。御身之長。九尺二寸半。御齒長一寸廣二分。上下等齊。既如貫珠。天皇。娶丸邇之許碁登臣之女。都怒郎女。生御子。甲斐郎女。次都夫良郎女。又娶同臣之女。弟比賣。生御子。財王。次多訶辨郎女。并四王也。天皇之御年。陸拾歲。御陵在毛受野也。

水歯別命は、多治比の柴垣宮(多治比之柴垣宮)にいらせられて天下をお治めになりました。

この天皇は、御身の長さが九尺二寸半、御歯の長さが一寸、広さが二分で、上下が等しく齊(そろ)い、まるで珠を貫いたようでした。

天皇は、丸邇の許碁登臣(こごとのおみ)の娘、都怒郎女(つののいらつめ)を妻にお迎えになり、お生まれになった御子は甲斐郎女(かひのいらつめ)、次は都夫良郎女(つぶらのいらつめ)です。

また同じ臣の娘、弟比売(おとひめ)を妻にお迎えになり、お生まれになった御子は財王(たからのみこ)、次は多訶弁郎女(たかべのいらつめ)で、合わせて四王です。

天皇は御年六十歳でいらせられました。御陵は毛受野にあります。

夾注 1

二柱。

二柱です。