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仁賢天皇
古事記(古い事柄の記録) 中下巻 日本で最も古い書物。天地が開けるところから始まり、神々の時代を経て推古天皇までの三巻。歌百五首が万葉仮名で記されており、漢字を意味ではなく音だけで用いた文章がまるごと残っている。日本書紀と同じ出来事を違えて記した箇所が多く、並べて読む値打ちが大きい。
1仁賢天皇
意意祁命。坐石上廣高宮。治天下也。天皇。娶大長谷若建天皇之御子。春日大郎女。生御子。高木郎女。次財郎女。次久須毘郎女。次手白髮郎女。次小長谷若雀命。次眞若王。又娶丸邇日爪臣之女。糠若子郎女。生御子。春日山田郎女。此天皇之御子。并七柱。此之中。小長谷若雀命者。治天下也。
意富祁命(おほけのみこと)は、石上の広高宮(いそのかみのひろたかのみや)におられて天下をお治めになりました。
天皇は大長谷若建天皇(おおはつせわかたけるのてんのう)の御子、春日大郎女(かすがのおおいらつめ)をお妃に迎えて御子をお生みになりました。高木郎女(たかきのいらつめ)、次に財郎女(たからのいらつめ)、次に久須毘郎女(くすびのいらつめ)、次に手白髪郎女(たしらかのいらつめ)、次に小長谷若雀命(おはつせのわかさざきのみこと)、次に真若王(まわかのみこ)です。
また丸邇日爪臣(わにのひつまのおみ)の娘、糠若子郎女(ぬかわくごのいらつめ)をお妃に迎えて御子をお生みになりました。春日山田郎女(かすがのやまだのいらつめ)です。
この天皇の御子は合わせて七柱です。この中で小長谷若雀命が天下を治めました。