西次三経西次三經
《西次三經》之首,曰崇吾之山,在河之南,北望冢遂,南望䍃之澤,西望帝之搏獸之丘,東望䗡淵。有木焉,員葉而白柎,赤華而黑理,其實如枳,食之宜子孫。有獸焉,其狀如禺而文臂,豹虎而善投,名曰舉父。有鳥焉,其狀如鳧,而一翼一目,相得乃飛,名曰蠻蠻,見則天下大水。
『西次三経』の最初は崇吾山である。河の南にあって、北に冢遂を望み、南に䍃の沢を望み、西に帝の搏獸の丘を望み、東に䗡淵を望む。ここに木があり、葉が丸く萼が白く、花が赤く木目が黒い。その実はカラタチのようで、これを食べれば子孫に恵まれる。ここに獣があり、形は猿のようだが腕に文様があり、豹や虎に似ていてよく物を投げる。名を舉父という。ここに鳥があり、形はカモのようだが翼が一つ目が一つで、互いを得てはじめて飛ぶ。名を蠻蠻といい、これが現れれば天下に大水が出る。
夾注 7
山名。
山の名である。
音遥。
䍃は遥と同じ音である。
搏或作薄。
搏を薄と記したものもある。
音於然反。
䗡は於と然の反切である。
今江東人呼草木子房為柎,音府,一曰柎花下鄂,音丈夫字,或作柎,音符
今、江東の人は草木の子房を柎といい、府と同じ音である。あるいは柎は花の下の萼であるといい、丈夫の夫と同じ音である。柎と記すこともあり、符と同じ音である。
或作夸父。
夸父と記したものもある。
比翼鳥也,色青赤,不比不能飛,爾雅作鶼鶼鳥也。
比翼の鳥である。色は青く赤く、並ばなければ飛べない。『爾雅』には鶼鶼鳥と記されている。
西北三百里,曰長沙之山。泚水出焉,北流注于泑水,無草木,多青雄黃。
西北へ三百里行くと長沙山である。泚水がここから出て、北に流れて泑水に入る。草も木もなく、青雄黄が多い。
夾注 2
音紫。
泚は紫と同じ音である。
烏交反,又音黝,水色黑也。
烏と交の反切であり、黝と同じ音であるともいう。水の色が黒いという意味である。
又西北三百七十里,曰不周之山。北望諸毗之山,臨彼嶽崇之山,東望泑澤,河水所潛也,其原渾渾泡泡。爰有嘉果,其實如桃,其葉如棗,黃華而赤柎,食之不勞。
さらに西北へ三百七十里行くと不周山である。北に諸毗山を望み、あの嶽崇山に臨み、東に泑沢を望むが、そこは河の水が潜り流れる所である。その源が勢いよく湧き出る。ここに見事な果実があり、その実はモモのようで葉はナツメのようであり、花が黄色く萼が赤い。これを食べれば疲れない。
夾注 2
此山形有缺不周匝處因名云西北不周風自此山出
この山は形に欠けた所があって一周しないので、そう名づけたという。西北の風である不周風がこの山から出る。
河南出崑崙,潛行地下至葱嶺,出于闐國,復分流歧出,合而東流,注泑澤,已復潛行,南出于積石山,而為中國河也,名泑澤,即蒲澤一名,蒲昌海廣三、四百里,其水停,冬夏不増減,去玉門關三百餘里,即河之重源,所謂潛行也。渾渾泡泡,水濆湧之聲也,袞咆二音。
河は南の崑崙から出て、地下を潜り流れて葱嶺に至り、于闐国で湧き出る。再び分かれて流れ出てから合わさって東に流れ、泑沢に入り、そこからまた潜り流れて南の積石山に出る。これが中国の河となる。泑沢という名は、すなわち蒲沢の別名である。蒲昌海は広さが三、四百里で、その水は淀んでいて冬も夏も増えも減りもしない。玉門関から三百余里離れており、すなわち河の重なった源であって、いわゆる潜り流れるというものである。渾渾泡泡は水が噴き上がる音である。袞と咆の二つの音である。
又西北四百二十里,曰峚山,其上多丹木,員葉而赤莖,黃華而赤實,其味如飴,食之不饑。丹水出焉,西流注于稷澤,其中多白玉。是有玉膏,其原沸沸湯湯,黃帝是食是饗。是生玄玉。玉膏所出,以灌丹木,丹木五歲,五色乃清,五味乃馨。黃帝乃取峚山之玉榮,而投之鍾山之陽。瑾瑜之玉為良,堅粟精密,濁澤有而光。五色發作,以和柔剛。天地鬼神,是食是饗;君子服之,以禦不祥。自峚山至于鍾山,四百六十裏,其閒盡澤也。是多奇鳥、怪獸、奇魚,皆異物焉。
さらに西北へ四百二十里行くと峚山である。その上には丹木が多く、葉が丸く茎が赤く、花が黄色く実が赤い。その味は飴のようで、これを食べれば飢えない。丹水がここから出て、西に流れて稷沢に入る。その水には白い玉が多い。ここに玉膏があり、その源が沸き立って溢れる。黄帝はこれを食べ、これを享けた。ここから黒い玉が生まれる。玉膏の出るもので丹木に水を注げば、丹木は五年で五色が澄み、五味が香る。黄帝はそこで峚山の玉の花を取り、鍾山の南に投げた。瑾瑜の玉が最も良く、堅さは粟のようで細かく緻密であり、厚みがあって艶がある。五色が立ち現れ、剛さと柔らかさを和らげる。天地の鬼神はこれを食べ、これを享け、君子がこれを身に着ければ不吉を防ぐ。峚山から鍾山までは四百六十里で、その間はすべて沢である。ここには珍しい鳥や怪しい獣や珍しい魚が多く、どれも異様なものである。
夾注 16
音宻。
峚は宻と同じ音である。
后稷神所馮,因名云。
后稷の神が宿る所なので、そう名づけたという。
玉膏湧出之貌也,河圖玉版曰少室山其上有白玉膏,一服即仙矣,亦此𩔖也。沸,音拂。
玉膏が湧き出る様子である。『河図玉版』に「少室山の上に白玉膏があり、一度飲めばたちまち仙人になる」とあるのも、これと同じ類である。沸は拂と同じ音である。
所以得登龍於鼎湖,而龍蛻也。
それゆえ鼎湖で龍に乗って昇り、龍の殻を脱いだのである。
言玉膏中,又出黑玉也。
玉膏の中から、さらに黒い玉が出るという意味である。
言光鮮也。
色艶が鮮やかだという意味である。
言滋香也。
香りが濃いという意味である。
謂玉華也,離騷曰:懐琬琰之華英,又曰登崑崙兮,食玉英汲冢書,所謂苕華之玉。
玉の花を指す。「離騒」に「琬琰の花を懐く」とあり、また「崑崙に登って玉の花を食べる」とある。『汲冢書』にいわゆる苕華の玉である。
以為玉種。
玉の種としたのである。
言最善也,或作食覲臾兩音。
最も良いという意味である。食と記したものもあり、覲と臾の二つの音である。
說玉理也,禮記曰:瑱密似粟,粟或作栗玉,有粟文,所謂榖璧也。
玉の木目を言ったものである。『礼記』に「瑱は緻密で粟のようである」とある。粟を栗と記すこともある。玉に粟の文様があるものが、いわゆる穀璧である。
濁謂潤厚。
濁は、潤いが厚いことを指す。
言符彩互映,色王子靈,符應曰:赤如雞冠,黃如蒸栗,白如割肪,黑如醇漆,玉之符彩也。
文様と色艶が互いに映り合うという意味である。王子霊の「符応」に「赤いのは鶏の冠のよう、黄色いのは蒸した栗のよう、白いのは切り取った脂のよう、黒いのは濃い漆のよう、これが玉の文様と色艶である」とある。
言玉協九徳也。
玉が九つの徳にかなうという意味である。
玉所以祈祭者,言能動天地感鬼神。
玉で祈り祀るのは、天地を動かし鬼神を感動させることができるという意味である。
今徼外出金剛石,石屬而似金有光彩,可以刻玉,外國人帶之云辟惡氣,亦此𩔖也。
今、辺境の外で金剛石が出る。石の類でありながら金に似て光沢があり、玉を刻むことができるので、外国の人が身に着けて悪い気を避けるという。これもまた同じ類である。
又西北四百二十里,曰鍾山。其子曰皷,其狀如人面而龍身,是與欽䲹殺葆江于昆侖之陽,帝乃戮之鍾山之東曰𡺯崖。欽䲹化為大鶚,其狀如雕而黑文白首,赤喙而虎爪,其音如晨鵠,見則有大兵;鼓亦化為鵕鳥,其狀如鴟,赤足而直喙,黃文而白首,其音如鵠,見則其邑大旱。
さらに西北へ四百二十里行くと鍾山である。その子を皷という。形は顔が人で体が龍である。この皷が欽䲹とともに崑崙の南で葆江を殺したので、帝は彼らを鍾山の東、𡺯崖で斬った。欽䲹は大きなミサゴに変わり、形はワシのようだが文様が黒く頭が白く、嘴が赤く爪が虎のようである。その声は晨鵠のようで、これが現れれば大きな兵乱が起こる。皷もまた鵕鳥に変わり、形はトビのようだが足が赤く嘴がまっすぐで、文様が黄色く頭が白い。その声はハクチョウのようで、これが現れればその邑に大きな旱が起こる。
夾注 9
此亦神名,名之為鍾山之子耳,其𩔖皆見歸藏啓筮。
これもまた神の名であり、鍾山の子と名づけたに過ぎない。その類はどれも『帰蔵』「啓筮」に見える。
啓筮曰,麗山之子青羽,人面馬身,亦似此狀也。
「啓筮」に「麗山の子は青い羽で、顔が人、体が馬である」とあるのが、この姿に似ている。
音邳。
䲹は邳と同じ音である。
葆或作祖。
葆を祖と記したものもある。
音遥。
𡺯は遥と同じ音である。
鶚,鵰屬也,音鄂。
鶚はワシの類である。鄂と同じ音である。
晨鵠,鶚屬,猶云晨鳬耳,說苑曰,緤吠犬比奉晨鳬也。
晨鵠はミサゴの類で、朝のカモというのと同じである。『説苑』に「鎖につながれて吠える犬を晨鳬に比べる」とある。
音俊。
鵕は俊と同じ音である。
穆天子傳云:鍾山作舂字,音同耳,穆王北升此山,以望四野,曰鍾山,是惟天虎下之髙山也,百獸之所聚,飛鳥之所栖也,爰有赤豹、白白鳥、青鵰、執犬羊、食豕鹿,穆王五日觀于鍾山,乃為銘迹於𤣥圃之上,以詔後世。
『穆天子伝』では鍾山を舂の字で記しているが、音が同じだけである。穆王が北へこの山に登って四方の野を望み、鍾山は天の虎が降り立った高い山で、あらゆる獣が集まり、飛ぶ鳥が宿る所であるといった。ここには赤い豹と白い鳥と青いワシがいて、犬や羊を捕らえ、豚や鹿を食べる。穆王は五日のあいだ鍾山を見て回り、𤣥圃の上に跡を刻んで後の世に伝えた。
又西百八十里,曰泰器之山。觀水出焉,西流注于流沙。是多文鰩魚,狀如鯉魚,魚身而鳥翼,蒼文而白首,赤喙,常從西海遊于東海,以夜飛。其音如鸞雞,其味酸甘,食之已狂,見則天下大穰。
さらに西へ百八十里行くと泰器山である。觀水がここから出て、西に流れて流沙に入る。ここには文鰩魚が多く、形はコイのようで、体は魚、翼は鳥であり、文様が青く頭が白く、嘴が赤い。常に西の海から東の海へ遊び、夜に飛ぶ。その声は鸞雞のようで、味は酸くて甘い。これを食べれば狂いが治り、これが現れれば天下に大きな豊作が来る。
夾注 3
音遥。
鰩は遥と同じ音である。
鸞雞,鳥名,未詳,也或作欒。
鸞雞は鳥の名であるが、詳しくは分からない。欒と記したものもある。
豐穰,收熟也,韓子曰,穰嵗之秋。
豐穰は、取り入れて実ることである。『韓子』に「豊作の年の秋」とある。
又西三百二十里,曰槐江之山。丘時之水出焉,而北流注于泑水。其中多蠃母,其上金青雄黃,多藏琅玕、黃金、玉,其陽多丹粟。其陰多采黃金銀。實惟帝之平圃,神英招司之,其狀馬身而人面,虎文而鳥翼,狥于四海,其音如橊。南望昆侖,其光熊熊,其氣魂魂。西望大澤,后稷所潛也;其中多玉,其陰多榣木之有若。北望諸毗,槐鬼離侖居之,鷹鸇之所宅也。東望恒山四成,有窮鬼居之,各在一搏。爰有滛水,其清洛洛。有天神焉,其狀如牛,而八足二首馬尾,其音如勃皇,見則其邑有兵。
さらに西へ三百二十里行くと槐江山である。丘時の水がここから出て、北に流れて泑水に入る。その水には蠃母が多い。その上には金と青雄黄があり、琅玕と黄金と玉が多く秘められている。日の当たる側には粟のような丹砂が多く、陰の側には色のある黄金と銀が多い。ここがまさに帝の平圃であり、神の英招がこれを司る。その形は体が馬で顔が人、文様は虎で翼は鳥である。四海を巡り、その声は橊のようである。南に崑崙を望めばその光が燃え立ち、その気が立ちこめる。西に大沢を望めば、后稷が隠れた所である。その中には玉が多く、陰の側には榣木に若木が付いたものが多い。北に諸毗を望めば、槐鬼の離侖がそこに住み、タカやハイタカが宿る所である。東に恒山が四重に重なるのを望めば、有窮鬼がそこに住み、それぞれが一つの脇にいる。ここに滛水があり、その清らかな水がさらさらと流れる。ここに天の神があり、形は牛のようだが足が八本、頭が二つ、尾が馬である。その声は勃皇のようで、これが現れればその邑に兵乱が起こる。
夾注 16
即䗱螺也。
すなわち䗱螺である。
琅玕石,似珠者,藏猶𨼆也,郎干二音。
琅玕石は珠に似たものである。藏は隠れるという意味と同じである。郎と干の二つの音である。
即𤣥圃也,穆天子傳曰:乃為銘迹於𤣥圃之上,謂刋石紀功徳,如秦皇漢武之為者也。
すなわち𤣥圃である。『穆天子伝』に「そこで𤣥圃の上に跡を刻んだ」とあるのは、石に刻んで功徳を記したことを指す。秦の始皇帝や漢の武帝がしたことと同じである。
司主也,招,音韶。
司は主るという意味である。招は韶と同じ音である。
狥謂周行也。
狥は、巡り歩くことを指す。
音畱,或作籕,此所未詳也。
畱と同じ音である。籕と記したものもあるが、これは詳しくは分からない。
皆光氣炎盛,相焜燿之貌。
どれも光と気が盛んで、互いに輝き合う様子である。
后稷生而靈知,及其終化形,遯此澤而為之神,亦猶傅說騎箕尾也。
后稷は生まれながらに神妙に知り、ついに体が変わってこの沢に隠れてその神となった。傅説が箕星と尾星に乗ったのと同じである。
榣木,大木也,言其上復生,若木大,木之竒靈者,為若見。尸子國語曰:榣木不生花也。
榣木は大きな木である。その上にさらに若木が生えるので、大きな木のうち不思議で霊妙なものを若というという。『尸子』と『国語』に「榣木は花が咲かない」とある。
山名。
山の名である。
離侖,其神名
離侖は、その神の名である。
鸇,亦鴟屬也。莊周曰:鴟鴉甘鼠,穆天子傳云:鍾山上有白鳥、青雕,皆此族𩔖也。
鸇もトビの類である。荘周が「トビやカラスが鼠を甘いと思う」といった。『穆天子伝』に「鍾山の上に白い鳥と青いワシがいる」とあるのは、どれもこの類である。
成亦重也,爾雅云:再成曰英也。
成も重なるという意味である。『爾雅』に「二重に重なったものを英という」とある。
搏,猶脅也,言羣鬼各以𩔖聚,處山四脅,有窮其㹅,號耳搏,一作摶。
搏は脇と同じ意味である。多くの鬼がそれぞれ類ごとに集まって山の四つの脇にいて、有窮鬼がその頭であるという意味である。搏を摶と記したものもある。
水留下之貌也。滛,音遥也。
水が下に流れる様子である。滛は遥と同じ音である。
勃皇,未詳。
勃皇は、詳しくは分からない。
西南四百里,曰昆侖之丘,是實惟帝之下都,神陸吾司之。其神狀虎身而九尾,人面而虎爪;是神也,司天之九部及帝之囿時。有獸焉,其狀如羊而四角,名曰土螻,是食人。有鳥焉,其狀如蠭,大如鴛鴦,名曰欽原,蠚鳥獸則死,蠚木則枯,有鳥焉,其名曰鶉鳥,是司帝之百服。有木焉,其狀如棠,黃華赤實,其味如李而無核,名曰沙棠,可以禦水,食之使人不溺。有草焉,名曰薲草,其狀如葵,其味如蔥,食之已勞。河水出焉,而南流注于無逹。赤水出焉,而東南流注于氾天之水。洋水出焉,而西南流注于醜塗之水。黑水出焉,而西流于大杅。是多怪鳥獸。
西南へ四百里行くと崑崙の丘であり、ここがまさに帝の下の都である。神の陸吾がこれを司る。その神の形は体が虎で尾が九つ、顔が人で爪が虎である。この神は天の九つの部と帝の園の時節を司る。ここに獣があり、形は羊のようだが角が四つある。名を土螻といい、人を食う。ここに鳥があり、形はハチのようで大きさはオシドリほどである。名を欽原といい、鳥や獣を刺せば死に、木を刺せば枯れる。ここに鳥があり、名を鶉鳥といい、帝のあらゆる器と衣を司る。ここに木があり、形はカイドウのようで花が黄色く実が赤く、味はスモモのようで核がない。名を沙棠といい、水を防ぐことができ、これを食べれば人は溺れない。ここに草があり、名を薲草という。形はアオイのようで味はネギのようであり、これを食べれば疲れが取れる。河の水がここから出て、南に流れて無逹に入る。赤水がここから出て、東南に流れて氾天の水に入る。洋水がここから出て、西南に流れて醜塗の水に入る。黒水がここから出て、西に流れて大杅に入る。ここには怪しい鳥や獣が多い。
夾注 18
天帝都邑之在下者也,穆天子傳曰:吉日辛酉,天子升于崑崙之丘,以觀黃帝之宮,而封豐隆之葬,以詔後世言,増封於昆崙山之上。
天帝の都邑が下にあるものである。『穆天子伝』に「よい日である辛酉に、天子が崑崙の丘に登って黄帝の宮を観、豐隆の墓に土を盛って後の世に伝えた」とあるのは、崑崙山の上に封土を加えたという意味である。
即肩吾也。莊周曰:肩吾得之,以處大山也。
すなわち肩吾である。荘周が「肩吾がこれを得て大山に居た」といった。
主九城之部界,天帝苑囿之時節也。
九つの城の境界と、天帝の園の時節を主る。
欽,或作爰,或作至也。
欽を爰と記したり、至と記したりしたものもある。
服,器服也,一曰服事也,或作藏。
服は器と衣である。あるいは事を司るという意味ともいう。藏と記したものもある。
棠,梨也。
棠はナシである。
言體浮輕也,沙棠為木,不可得沉。呂氏春秋曰:果之美者,沙棠之實,銘曰安得,沙棠刻以為舟泛,彼滄海以遨以遊。
体が軽く浮くという意味である。沙棠は木でありながら沈まない。『呂氏春秋』に「果実のうち見事なものは沙棠の実である」とあり、銘に「どうにかして沙棠を得て、刻んで舟を作り、あの青い海に浮かべて遊びたいものだ」とある。
音頻。
薲は頻と同じ音である。
呂氏春秋曰:菜之美者,崑崙之蘋。
『呂氏春秋』に「菜のうち見事なものは崑崙の蘋である」とある。
出山東北隅也。
山の東北の隅から出る。
山名。
山の名である。
出山東南隅也。
山の東南の隅から出る。
氾天,亦山名,赤水所窮也。穆天子傳曰:遂宿于崑崙之側,赤水之陽,陽,水北也,氾,浮劒反。
氾天も山の名で、赤水が尽きる所である。『穆天子伝』に「そのまま崑崙のそば、赤水の陽に宿った」とあり、陽は水の北である。氾は浮と劒の反切である。
出山西北隅,或作清。
山の西北の隅から出る。清と記したものもある。
醜塗,亦山名也,皆在南極。穆天子傳曰:戊辰濟洋水,又曰觴天子洋水也。
醜塗も山の名で、どちらも南の果てにある。『穆天子伝』に「戊辰に洋水を渡った」とあり、また「天子に洋水で杯を勧めた」とある。
亦出西北隅也。
これもまた西北の隅から出る。
山名也,穆天子傳曰:乃封長肱于黑水之西河,是惟崑崙鴻鷺之上,以為周室主。杅,音于。
山の名である。『穆天子伝』に「そこで長肱を黒水の西河に封じたが、この地は崑崙の鴻鷺の上なので、周の王室の主とした」とある。杅は于と同じ音である。
謂有一獸,九首,有一鳥,六首之屬也。
頭が九つある獣が一つ、頭が六つある鳥が一つといったものがあるという意味である。
又西三百七十里,曰樂遊之山。桃水出焉,西流注于稷澤,是多白玉,其中多䱻魚,其狀如蛇而四足,是食魚。
さらに西へ三百七十里行くと樂遊山である。桃水がここから出て、西に流れて稷沢に入る。ここには白い玉が多く、その水には䱻魚が多い。形は蛇のようだが足が四本あり、魚を食べる。
夾注 1
音滑。
䱻は滑と同じ音である。
西水行四百里,曰流沙,二百裏至于蠃母之山,神長乘司之,是天之九德也。其神狀如人而犳尾。其上多玉,其下多青石而無水。
西へ水路を四百里行くと流沙であり、さらに二百里行くと蠃母山に至る。神の長乘がこれを司り、これは天の九つの徳である。その神の形は人のようだが尾が犳である。その上には玉が多く、その下には青い石が多くて水がない。
夾注 2
九徳,九氣所生。
九つの徳は、九つの気から生じたものである。
之藥反。
犳は之と藥の反切である。
又西三百五十里,曰玉山,是西王母所居也。西王母其狀如人,豹尾虎齒而善嘯,蓬髪戴勝,是司天之厲及五殘。有獸焉,其狀如犬而豹文,其角如牛,其名曰狡,其音如吠犬,見則其國大穰。有鳥焉,其狀如翟而赤,名曰胜遇,是食魚,其音如錄,見則其國大水。
さらに西へ三百五十里行くと玉山であり、ここが西王母の住む所である。西王母はその形が人のようだが尾が豹で歯が虎であり、口笛をよく吹く。髪が乱れ、勝をかぶっている。これは天の災いと五つの殺しを司る。ここに獣があり、形は犬のようだが文様が豹で、角が牛のようである。その名を狡といい、その声は犬の吠える声のようである。これが現れればその国に大きな豊作が来る。ここに鳥があり、形はキジのようで赤い。名を胜遇といい、魚を食べる。その声は錄のようで、これが現れればその国に大水が出る。
夾注 7
此山多玉石,因以名云。穆天子傳謂之羣玉之山,見其山河無險,四徹中繩,先王之所謂策府,寡草木,無鳥獸,穆王於是攻其玉石,取玉石版三,乗玉器服物,載玉萬隻,以歸雙玉為㲄,半㲄為隻。
この山に玉石が多いので、そう名づけたという。『穆天子伝』ではこれを羣玉山といっている。その山も川も険しい所がなく、四方が墨縄のようにまっすぐで、先王がいわゆる策府といった所である。草木が少なく鳥獣がいない。穆王はそこでその玉石を掘り、玉石の版を三つ得て、玉の器や品々を積み、玉を一万隻積んで帰った。二つの玉が㲄となり、半㲄が隻となる。
玉山
玉山 — 西王母が住むこの玉山は、西山経の最初に出る羭山とは別の山である。― 訳者
蓬頭亂髪,勝玉勝也,音龎,是司天之厲及五殘,主知災厲五刑殘殺之氣也。穆天子傳曰:吉日,甲子,天子賓于西王母,執𤣥圭白璧,以見西王母,獻錦組百縷,金玉百斤,西王母再拜受之;乙丑,天子觴西王母于瑤池之上,西王母為天子謡曰:白雲在天山陵,自出道里,悠逺山川間之,將子無死尚復能來。天子畣之曰:予還東土和理諸夏萬民,均平吾顧見汝,比及三年,將復而野。西王母又為天子吟曰:徂彼西土,爰居其所虎豹,為羣鳥鵲與處,嘉命不遷我,惟帝女彼何,世民又將去,子吹笙鼓簧中心,翺翔世民之子,惟天之望,天子遂驅升于奄山,乃紀迹于奄山之石,而樹之槐眉,曰西王母之山,奄山即崦嵫山也,案竹書穆王五十七年,西王母來見賔于昭宮,舜時西王母遣使,獻玉環見禮三朝。
ほうけた頭に乱れた髪である。勝は玉の勝であり、龎と同じ音である。天の災いと五つの殺しを司るとは、災いや疫病や五つの刑で殺す気を司り知るという意味である。『穆天子伝』にいう、よい日である甲子に、天子が西王母を客として迎え、黒い圭と白い璧を持って西王母に会い、錦の組糸百縷と金玉百斤を献じると、西王母は二度拝して受けた。乙丑に、天子が瑤池の上で西王母に杯を勧めると、西王母は天子のために歌って、白い雲は天にあり、山の尾根はおのずから立つ、道は遠く山や川が隔てている、どうか君よ死なずにまた来てほしい、といった。天子は答えて、わたしは東の土に帰って諸々の華夏の万民を和らげ治め、平らかになればまた君に会おう、三年のうちにまたその野に来よう、といった。西王母はさらに天子のために吟じて、あの西の土に行ってその所に住めば虎や豹が群れをなし、カラスやカササギがともにいる、よき命がわたしを移さないので、わたしはただ帝の娘である、あの世の人はまた去ろうとするのか、君が笙を吹き簧を鳴らせば心は天を飛ぶようだ、世の人の子よ、ただ天を望むのみ、といった。天子はついに車を駆って奄山に登り、奄山の石に跡を記し、槐の木を植えて西王母の山と名づけた。奄山はすなわち崦嵫山である。『竹書』を調べると、穆王五十七年に西王母が来て昭宮で客として迎えられ、舜の時に西王母が使いを遣わして玉の環を献じ、三度の朝見の礼を受けた。
或作羊。
牛を羊と記したものもある。
晉太康七年,邵陵扶夷縣檻得一獸,狀如豹文有二角,無前兩腳,時人謂之狡疑非此。
晋の太康七年、邵陵の扶夷県で獣一頭を檻に捕らえたが、形は豹のようで文様があり、角が二つあって前の二本の脚がなかった。当時の人はこれを狡といったが、これではないらしい。
音姓。
胜は姓と同じ音である。
音緑,義未詳。
錄と同じ音であるが、意味は詳しく分からない。
又西四百八十里,曰軒轅之丘,無草木。洵水出焉,南流注于黑水,其中多丹粟,多青雄黃。
さらに西へ四百八十里行くと軒轅の丘であり、草も木もない。洵水がここから出て、南に流れて黒水に入る。その水には粟のような丹砂が多く、青雄黄が多い。
夾注 2
黃帝居此丘,娶西陵氏女,因號軒轅丘。
黄帝がこの丘に住み、西陵氏の娘を妻に迎えたので、軒轅の丘と称する。
音詢。
洵は詢と同じ音である。
又西三百里,曰積石之山,其下有石門,河水冒以西流,是山也,萬物無不有焉。
さらに西へ三百里行くと積石山である。その下に石門があり、河の水がそれを覆って西に流れる。この山には、ないものがない。
夾注 2
冒,猶覆也。積石山今在金城河門關西南,羌中河水行塞外,東入塞內。
冒は覆うという意味と同じである。積石山は今、金城の河門関の西南にある。羌の地の河の水が塞の外を流れ、東に塞の内に入る。
水經引山海經云,積石山在鄧林山東,河所入也。
『水経』が『山海経』を引いて「積石山は鄧林山の東にあり、河が入る所である」といっている。
又西二百里,曰長留之山,其神白帝少昊居之。其獸皆文尾,其鳥皆文首。是多文玉石。實惟員神磈氏之宮。是神也,主司反景。
さらに西へ二百里行くと長留山である。その神である白帝少昊がそこに住む。その獣はどれも尾に文様があり、その鳥はどれも頭に文様がある。ここには文様のある玉石が多い。ここがまさに員神磈氏の宮である。この神は、返る日差しを司り見る。
夾注 5
少昊,金天氏,帝摯之號也。
少昊は金天氏であり、帝摯の称である。
或作長。
文を長と記したものもある。
文或作長。
文を長と記したものもある。
音隗。
磈は隗と同じ音である。
日西入則景反,東照主司察之。
日が西に入れば日差しが返って東を照らすので、これを司り見る。
又西二百八十里,曰章莪之山,無草木,多瑤碧。所為甚怪。有獸焉,其狀如赤豹,五尾一角,其音如擊石,其名如猙。有鳥焉,其狀如鶴,一足,赤文青質而白喙,名曰畢方,其鳴自叫也,見則其邑有譌火。
さらに西へ二百八十里行くと章莪山である。草も木もなく、瑤と碧が多い。ここで起こることはひどく怪しい。ここに獣があり、形は赤い豹のようで尾が五つ、角が一つある。その声は石を打つ音のようで、その名を猙という。ここに鳥があり、形はツルのようで足が一本、赤い文様で地が青く嘴が白い。名を畢方といい、その鳴き声は自分の名を呼ぶのである。これが現れればその邑に怪しい火が起こる。
夾注 4
碧亦玉屬。
碧も玉の類である。
多有非常之怪。
尋常でない怪しいことが多い。
京氏易義曰:音如石相擊,音靜。
京氏の「易義」に「音が石の打ち合うようである」とある。靜と同じ音である。
譌亦妖訛字。
譌も、妖しいという意味の訛の字である。
又西三百里,曰陰山。濁浴之水出焉,而南流注于蕃澤,其中多文貝。有獸焉,其狀如狸而白首,名曰天狗,其音如榴榴,可以禦凶。
さらに西へ三百里行くと陰山である。濁浴の水がここから出て、南に流れて蕃沢に入る。その水には文様のある貝が多い。ここに獣があり、形はヤマネコのようだが頭が白い。名を天狗といい、その声は榴榴のようである。凶事を防ぐことができる。
夾注 3
餘泉蚳之𩔖也,見爾雅。
餘泉や蚳といったものである。『爾雅』に見える。
或作豹。
狸を豹と記したものもある。
或作猫猫。
猫猫と記したものもある。
又西二百里,曰符愓之山,其上多椶枏,下多金玉。神江疑居之。是山也,多怪雨,風雲之所出也。
さらに西へ二百里行くと符愓山である。その上にはシュロとクスノキが多く、下には金と玉が多い。神の江疑がそこに住む。この山には怪しい雨が多く、風と雲が出る所である。
夾注 1
音陽。
愓は陽と同じ音である。
又西二百二十里,曰三危之山,三青鳥居之。是山也,廣員百里。其上有獸焉,其狀如牛,白身四角,其豪如披蓑,其名曰𢕟𢓨,是食人。有鳥焉,一首而三身,其狀如𪇱,其名曰鴟。
さらに西へ二百二十里行くと三危山であり、三羽の青い鳥がそこに住む。この山は広さが百里である。その上に獣があり、形は牛のようで体が白く角が四つある。その毛は蓑をまとったようで、名を𢕟𢓨といい、人を食う。ここに鳥があり、頭が一つで体が三つある。形は𪇱のようで、その名を鴟という。
夾注 5
今在燉煌郡,尚書云:竄三苗于三危是也。
今、燉煌郡にある。『書』に「三苗を三危に追いやった」とあるのがこれである。
三青鳥主,為西王母取食者,別自棲息於此山也。竹書曰,穆王西征,至于青鳥所解也。
三羽の青い鳥は西王母のために食べ物を取ってくるものだが、別にこの山に宿って住んでいる。『竹書』に「穆王が西に征き、青い鳥が散る所に至った」とある。
蓑,辟雨之衣也,音梭。
蓑は雨を避ける衣である。梭と同じ音である。
傲噎二音。
傲と噎の二つの音である。
𪇱似雕,黒文赤頸,音洛。下句或云扶狩則短,扶木則枯,應在上欽,原下脫錯在此耳。
𪇱はワシに似ていて、文様が黒く首が赤い。洛と同じ音である。下の句に「扶狩を刺せば短くなり、扶木を刺せば枯れる」とあるが、本来は上の欽原の下にあるべきものが抜け落ちて、ここに誤って置かれたに過ぎない。
又西一百九十里,曰騩山,其上多玉而無石。神耆童居之,其音常如鍾磬。其下多積蛇。
さらに西へ百九十里行くと騩山である。その上には玉が多く、石はない。神の耆童がそこに住み、その声は常に鐘や磬のようである。その下には蛇が積み重なっている。
夾注 1
耆童,老童,顓頊之子。
耆童は老童であり、顓頊の子である。
又西三百五十里,曰天山,多金玉,有青雄黃。英水出焉,而西南流注于湯谷。有神焉,其狀如黃囊,赤如丹火,六足四翼,渾敦無面目,是識歌舞,實為帝江也。
さらに西へ三百五十里行くと天山である。金と玉が多く、青雄黄がある。英水がここから出て、西南に流れて湯谷に入る。ここに神があり、形は黄色い袋のようで、赤いことは丹砂の火のようである。足が六本、翼が四つあり、ひとかたまりで顔も目もない。これが歌と舞を解するので、まことに帝江である。
夾注 2
體色黃,而精光赤也。
体の色が黄色く、放つ光が赤い。
夫形無全者,則神自然靈照精無見者,則闇與理㑹,其帝江之謂乎,莊生所云中央之帝混沌為儵忽所鑿,七竅而死者,蓋假此以寓言也。
およそ形が完全でないものは神がおのずから霊妙に照らし、精気に見えるものがなければ闇が理と出会う。帝江とはそれを指すのではないか。荘周がいった「中央の帝である混沌が儵と忽に七つの穴を穿たれて死んだ」というのも、これを借りて喩えたものであろう。
又西二百九十里,曰泑山,神蓐收居之。其上多嬰垣之玉,其陽多瑾瑜之玉,其陰多青雄黃。是山也,西望日之所入,其氣員,神紅光之所司也。
さらに西へ二百九十里行くと泑山である。神の蓐收がそこに住む。その上には嬰垣の玉が多く、日の当たる側には瑾瑜の玉が多く、陰の側には青雄黄が多い。この山から西に日の入る所を望めば、その気が丸い。神の紅光が司るところである。
夾注 5
泑,音黝黒之黝。
泑は黝黒の黝と同じ音である。
亦金神也,人面虎爪,白尾執鉞,見外傳云。
これもまた金の神である。顔が人で爪が虎、尾が白く鉞を持っている。「外伝」に見える。
未詳。
詳しくは分からない。
日形員,故其氣象亦然也。
日の形が丸いので、その気の姿もそうである。
未聞其狀。
その姿は聞いていない。
西水行百里,至于翼望之山,無草木,多金玉。有獸焉,其狀如狸,一目而三尾,名曰讙,其音如奪百聲,是可以禦凶,服之已癉。有鳥焉,其狀如烏,三首六尾而善笑,名曰鵸鵌,服之使人不厭,又可以禦凶。
西へ水路を百里行くと翼望山に至る。草も木もなく、金と玉が多い。ここに獣があり、形はヤマネコのようだが目が一つ、尾が三つある。名を讙といい、その声はあらゆる声を奪うようである。これで凶事を防ぐことができ、身に着ければ黄疸が治る。ここに鳥があり、形はカラスのようで頭が三つ、尾が六つあり、よく笑う。名を鵸鵌といい、身に着ければ人は悪夢にうなされず、また凶事を防ぐことができる。
夾注 6
或作土翠山。
土翠山と記したものもある。
讙,音歡,或作原。
讙は歡と同じ音である。原と記したものもある。
言其能作百種物聲也,或曰奪百物,名亦所未詳。
あらゆる物の声を出せるという意味である。あるいはあらゆる物を奪うともいうが、名もまた詳しくは分からない。
黄癉病也,音旦。
黄疸の病である。旦と同じ音である。
猗餘兩音。
猗と餘の二つの音である。
不厭夢也。周書曰:服者不昩,音莫禮反,或曰眯,眯目也。
悪夢にうなされない。『周書』に「身に着けた者は暗くならない」とある。莫と禮の反切である。あるいは眯といい、目がかすむことである。
凡《西次三經》之首,崇吾之山至于翼望之山,凡二十三山,六千七百四十四里。其神狀皆羊身人面。其祠之禮,用一吉玉瘞,糈用稷米。
およそ『西次三経』の最初は、崇吾山から翼望山まで、合わせて二十三の山、六千七百四十四里である。その神々はどれも体が羊で顔が人の姿である。その祀りの礼は、吉玉一つを埋め、供米にはキビを用いる。
夾注 1
玉加采色者也,尸子曰:吉玉大龜。
玉に彩りを加えたものである。『尸子』に「吉玉と大きな亀」とある。