いにしえの文 › 東国李相国集(東国の李相国の文集) › 前集 巻30

賜り物を謝する文謝物狀

東国李相国集(東国の李相国の文集) 東國李相國集 · 李奎報(イ・ギュボ) · 1241年(高麗・高宗28年)編 · 1251年に改め補う · 段落 1 · 漢字 46字 · 朗読 0.5分

東国李相国集(東国の李相国の文集) 前集 巻30 高麗の李奎報が生涯に作った文章を、子の李涵が1241年に編んで刻み、孫の李益培が1251年に改め補った文集。詩と賦、王に奉った表と箋、寺と塔に付けた記、碑銘と墓誌銘、手紙と序文、そしてモンゴルが攻め入った時に行き交った国書までが収められている。高句麗の始祖を歌った「東明王篇」が前集の巻3にあり、酒と琴と詩を友として自ら白雲居士と名のった人の一日一日が後集に残っている。書は、彼が目を病んで筆を置く最後の詩と、彼が死んだ後に他の人が作って付けた誄書・墓誌銘で閉じる。

云云。華衮示褒。旣加優禮。漏泉垂澤。復辱多儀。前件物等。製作精奇。名般繁浩。奉翫忽驚於溢目。感銘有至於淪肌。云云。

云々。輝かしい袞竜の衣のようなお褒めをお示しになって、すでに寛やかな礼を加えてくださったうえに、漏れ流れる泉のように恵みを垂れて、重ねて多くの贈り物まで賜りましたので、恐れ入ります。前に記した品々は、作りが精しく珍しく、名も品数も多く広やかです。捧げ持って眺めれば目にあふれてはっと驚き、感激が刻まれて肌に染み入るほどです。