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非説所説分 第二十一非說所说分第二十一
金剛経(金剛の智慧を説く経典) 全一巻 「およそ形あるものはすべて虚妄である」 — とどまるところなく心を起こせと教える経典。昭明太子が分けた三十二分をそのまま従っている。六祖慧能はこの経の一句を聞いて発心したと伝える。
1説くべき法がない
「須菩提!汝勿謂如來作是念:『我當有所說法。』莫作是念。何以故?若人言:如來有所說法,即為謗佛,不能解我所說故。須菩提!說法者,無法可說,是名說法。」
「須菩提よ、おまえは如来が『私には説いた法がある』という思いを起こすなどと言ってはならない。そのような思いを起こしてはならない。なぜか。ある人が、如来には説いた法があると言うなら、それはすなわち仏をそしることであり、私の説いたことを理解していないからである。須菩提よ、法を説くというのは、説くべき法がないということであり、それが法を説くという名である。」
夾注 1
法無可說,所說非法
法には説くべきものがなく、説かれたものは法ではない。
2未来の衆生は信じるでしょうか
爾時,慧命須菩提白佛言:「世尊!頗有眾生,於未來世,聞說是法,生信心不?」
そのとき慧命須菩提が仏に申し上げた。「世尊よ、はたして来たるべき世に、この法が説かれるのを聞いて信ずる心を起こす衆生がいるでしょうか。」
3衆生でもなく、衆生でないのでもない
佛言:「須菩提!彼非眾生,非不眾生。何以故?須菩提!眾生眾生者,如來說非眾生,是名眾生。」
仏は言われた。「須菩提よ、かれらは衆生ではなく、衆生でないのでもない。なぜか。須菩提よ、衆生、衆生というものを、如来は衆生ではないと説き、それが衆生という名だからである。」