いにしえの文 › 懲毖録(過ちを懲らし後の憂いを慎む記録) › 巻5 芹曝集

軍糧を備えることを請う啓請措置粮餉。啓

懲毖録(過ちを懲らし後の憂いを慎む記録) 懲毖錄 · 柳成龍(リュ・ソンリョン) · 1633年刊行(壬辰倭乱の後に著す) · 段落 1 · 漢字 153字 · 朗読 1.1分

懲毖録(過ちを懲らし後の憂いを慎む記録) 巻5 芹曝集 壬辰倭乱が終わった後、領議政の柳成龍が自らの目で見たものを記して残した記録。「過ぎたことを懲らして後の憂いを慎む」という意で名を付けた。戦争がどのように始まり、朝廷が何を見落としたかを言い逃れなく記した。李舜臣を推挙したこと、明の軍とのいざこざ、民が経た惨状がそのまま収められている。

都體察使意從事官。啓曰今日戰守之計不過粮餉軍兵城池器械數事而已然必須光備粮餉然後他事次第可擧京畿軍粮則與本道監司相議呼方爲先措置矣今年田稅依常時例以米豆收捧分置于水原廣州山城及驪州婆娑城等處以爲兵粮而災傷收贖亦依民情所願從該曹所定作米豆捧納其餘皀隷番米各司奴婢身貢作米亦於糓賤之際趁時收納分置各處以備軍餉如何

都体察使の意により従事官が申し上げます。今日の戦い守る計策は、軍糧・軍兵・城池・器械の数件に過ぎません。しかし必ずまず軍糧を備えて後に、他の事を順を追って起こすことができます。

京畿の軍糧はその道の監司と互いに議して、まず措置いたします。本年の田税は平時の例どおり米と豆で取り立て、水原・広州の山城および驪州の婆娑城などの地に分け置いて軍糧とし、災害で損じた分を穀で代わりに納めること(収贖)も民情の願うところに従い、該当の曹が定めたとおり米と豆で納めさせ、その残りの皀隷の番米や各官司の奴婢が身の貢として納めるものを米にしたものも、穀の安い時に時を逃さず取り立てて各所に分け置き、軍糧に備えるのはいかがでしょうか。

夾注 1

此下軍門。啓辭

これより下は軍門に上げた啓辞である。