石城山城を修め整え、重ねて屯田の牛と穀を補い与えることを請う啓請修葺石城山城仍添補牛粮屯田。啓
水原秃城則城堞已修器械粗完故一府之民皆有定志時方以私力蓋造廬舍欲爲入處者甚多以此知民心有所恃則自無潰散之慮也營將趙撥勤於所事晝夜不怠稍得成効頗爲可嘉如有事變則當使水原府使及此人守之但趙撥以前虞候時無職名似雞統攝軍卒請付實職使有激勵之心龍仁陽智之間有古城當路名曰石城地形險要勝於秃城且在直路之衝若於此地又爲修葺積粟鍊兵右控秃城左連南漢山城爲鼎峙之勢則京都之門戶固矣臣已令龍仁縣令尹粹然募入僧人蓋造房屋又令良才察訪崔屹兼前營將幷爲經紀但役巨力微難可易就其近處安集都監屯田農牛糓粮可以推移添補合力成就當初屯田之設正欲爲據險聚民之計而京城直路經理尤急請令安集都監通融物力期於有成何如
水原の禿城は、城の狭間をすでに修め、器械もおおよそ備わりましたので、邑中の民がみな心を定め、今は自分の力で家を建てて入って住もうとする者が非常に多くあります。これによって、民の心に頼るところがあれば自ずから崩れ散る憂いがないことが分かります。営将の趙撥は任された事に勤めて昼夜怠らず、次第に効を得ていますので、なかなか嘉すべきことです。事変があれば水原府使とこの人に守らせるべきです。ただ趙撥は前の虞候で今は職名がなく、軍卒を統べるのが難しいように思われますので、実職を授けて励む心があるようにしてください。
龍仁と陽智の間の路の要に古い城があり、名を石城と申します。地形が険しく要となり、禿城より勝る上に、真っ直ぐな路の衝に在ります。もしこの地も修め整えて穀を積み兵を練り、右に禿城を控え、左に南漢山城へ連ね、鼎の足のように並び立てば、都の門戸は堅固になるでしょう。
臣はすでに龍仁県令の尹粹然に僧人を募り入れて家を建てさせ、また良才察訪の崔屹に前営将を兼ねさせて共に経営させました。ただ役は大きく力は小さいので、容易には成しがたいのです。近い所の安集都監の屯田の農牛と穀を融通して補えば、力を合わせて成すことができます。初めに屯田を設けたのは、まさに険しい所に拠って民を集めようという計策であり、都へ入る真っ直ぐな路を整える事はいっそう急です。安集都監に物力を融通させ、成すことを期すのはいかがでしょうか。