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六韜 虎韜 — 軍用六韜 軍用

武経七書(七つの兵法書)— 孫子を除いた六つ 武經七書 · 姜太公に仮託・黄石公に仮託・尉繚・呉起・司馬穰苴・李靖 · 戦国時代〜唐(紀元前4世紀〜7世紀) · 段落 1 · 漢字 1,070字 · 朗読 4.3分

武経七書(七つの兵法書)— 孫子を除いた六つ 六韜 宋が武官を選ぶ教科書として定めた七つの兵書のうち、孫子兵法を除いた六つ。六韜は文王・武王が太公望に問う問答で、国の治めから車・騎兵・野戦・水渡りまで六十篇、三略は黄石公が張良に与えたという短い三篇、尉繚子は秦の前後の軍令と伍・什の編制を細かに記した二十四篇、呉子は呉起が魏の武侯に答えた六篇、司馬法は春秋以前の軍礼を伝える五篇、李衛公問対は唐の太宗と李靖が奇正・虚実・蕃漢・攻守をやり取りした三巻である。「兵は凶器である」、「人を至らせて人に引かれない」、「千章万句も、さまざまな方法で誤らせるというその一句を越えない」がここから出た。孫子兵法の次に読む兵家の残りの六つの流れを一か所に集めた。

1甲士一万人が用いる兵器の数

武王問太公曰:「王者舉兵,三軍器用,攻守之具,科品眾寡,豈有法乎?」太公曰:「大哉王之問也。夫攻守之具,各有科品,此兵之大威也。」武王曰:「願聞之。」太公曰:「凡用兵之大數,將甲士萬人,法用:武衝大扶胥三十六乘,材士、強弩、矛戟爲翼,一車二十四人,推之以八尺車輪,車上立旗鼓,兵法謂之震駭,陷堅陳,敗強敵。武翼大櫓、矛戟扶胥七十二具,材士、強弩、矛戟爲翼,以五尺車輪,絞車連弩自副。陷堅陳,敗強敵。提翼小櫓扶胥一百四十四具,絞車連弩自副。以鹿車輪,陷堅陳,敗強敵。大黃參連弩大扶胥三十六乘。材士強弩矛戟爲翼,飛鳧電影自副。飛鳧赤莖白羽,以銅爲首;電影青莖赤羽,以鐵爲首,晝則以絳縞,長六尺,廣六寸,爲光耀;夜則以白縞,長六尺,廣六寸,爲流星。陷堅陳,敗步騎。大扶胥衝車三十六乘,螳蜋武士共載,可以縱擊橫、可以敗敵。輜車騎寇,一名電車,兵法謂之電擊。陷堅陳,敗步騎。寇夜來前。矛戟扶胥輕車一百六十乘,螳蜋武士三人共載,兵法謂之霆擊。陷堅陳,敗步騎。方首鐵棓維朌,重十二斤,柄長五尺以上,千二百枚,一名天棓。大柯斧,刃長八寸,重八斤,柄長五尺以上,千二百枚,一名天鉞。方首鐵鎚,重八斤,柄長五尺以上,千二百枚,一名天鎚。敗步騎群寇。飛鉤,長八寸,鉤芒長四寸,柄長六尺以上,千二百枚。以投其眾。三軍拒守,木螳蜋劍刃扶胥,廣二丈,百二十具,一名行馬。平易地,以步兵敗車騎。木蒺藜,去地二尺五寸,百二十具。敗步騎,要窮寇;遮走北。軸旋短衝矛戟扶胥,百二十具,黃帝所以敗蚩尤氏。敗步騎,要窮寇,遮走北。狹路微徑,張鐵蒺藜,芒高四寸,廣八寸,長六尺以上,千二百具。敗步騎。突暝來前促戰,白刃接,張地羅,鋪兩鏃蒺藜,參連織女,芒間相去二寸,萬二千具。曠野草中,方胸鋋矛,千二百具;張鋋矛法,高一尺五寸。敗步騎,要窮寇,遮走北。狹路微徑,地陷,鐵械鎖參連,百二十具。敗步騎,要窮寇,遮走北。壘門拒守,矛戟小櫓十二具,絞車連弩自副。三軍拒守,天羅、虎落鎖連,一部廣一丈五尺,高八尺,百二十具;虎落劍刃扶胥,廣一丈五尺,高八尺,五百二十具。渡溝塹,飛橋一間,廣一丈五尺,長二丈以上,著轉關轆轤八具,以環利通索張之。渡大水,飛江廣一丈五尺,長二丈以上,八具,以環利通索張之。天浮鐵螳蜋,矩內圓外,徑四尺以上,環絡自副,三十二具。以天浮張飛江,濟大海,謂之天潢,一名天舡。山林野居,結虎落柴營,環利鐵鎖,長二丈以上,千二百枚,環利大通索,大四寸,長四丈以上,六百枚。環利中通索,大二寸,長四丈以上,二百枚。環利小徽縲,長二丈以上,萬二千枚。天雨,蓋重車上板,結枲鉏鋙,廣四尺,長四丈以上。車一具,以鐵杙張之。伐木大斧,重八斤,柄長三尺以上,三百枚。棨钁,刃廣六寸,柄長五尺以上,三百枚。銅築固爲垂,長五尺以上,三百枚。鷹爪,方胸鐵杷,柄長七尺以上,三百枚。方胸鐵叉,柄長七尺以上,三百枚。方胸兩枝鐵叉,柄長七尺以上,三百枚。芟草木大鎌,柄長七尺以上,三百枚。大櫓,刀重八斤,柄長六尺,三百枚。委環鐵杙,長三尺以上,三百枚。椓杙大鎚,重五斤,柄長二尺以上,百二十具。甲士萬人,強弩六千,戟楯二千,矛楯二千,修治攻具,砥礪兵器,巧手三百人。此舉兵、軍用之大數也。」武王曰:「允哉。」

武王が太公に尋ねた。「王が兵を挙げるのに、三軍の器具や攻め守る道具の種類と多少に、決まりがあるのか。」太公は「大きなことです、王のお尋ねは。攻め守る道具にはそれぞれ種類があり、これが兵の大きな威です」と言った。武王が「それを聞きたい」と言うと、太公が言った。「兵を用いる大まかな数は、甲士一万人を率いるのに、法として用いるものはこうです。武衝大扶胥は三十六乗。才ある士、強い弩、矛と戟を翼とし、一車に二十四人がついて八尺の車輪で押し、車の上に旗と鼓を立てます。兵法ではこれを震駭といい、固い陣を陥れ、強い敵を破ります。武翼大櫓・矛戟扶胥は七十二具。才ある士、強い弩、矛と戟を翼とし、五尺の車輪に絞車と連弩を添えます。固い陣を陥れ、強い敵を破ります。提翼小櫓扶胥は百四十四具。絞車と連弩を添え、鹿車の輪を用い、固い陣を陥れ、強い敵を破ります。大黄参連弩の大扶胥は三十六乗。才ある士、強い弩、矛と戟を翼とし、飛鳧と電影を添えます。飛鳧は赤い矢柄に白い羽で銅を鏃とし、電影は青い矢柄に赤い羽で鉄を鏃とします。昼は赤い絹、長さ六尺、幅六寸を光耀とし、夜は白い絹、長さ六尺、幅六寸を流星とします。固い陣を陥れ、歩兵と騎兵を破ります。大扶胥の衝車は三十六乗。螳螂の武士がともに乗り、縦から横に並ぶ相手を撃ち、敵を破ることができます。輜車騎寇は一名を電車といい、兵法では電撃といいます。固い陣を陥れ、歩兵と騎兵を破ります。敵が夜に前へ押し寄せるときに用います。矛戟扶胥の軽車は百六十乗。螳螂の武士三人がともに乗り、兵法では霆撃といいます。固い陣を陥れ、歩兵と騎兵を破ります。方頭の鉄棒で先が張ったものは、重さ十二斤、柄の長さ五尺以上で千二百本。一名を天棓といいます。柄の大きな斧は、刃の長さ八寸、重さ八斤、柄の長さ五尺以上で千二百本。一名を天鉞といいます。方頭の鉄槌は、重さ八斤、柄の長さ五尺以上で千二百本。一名を天槌といい、歩兵と騎兵と群がる賊を破ります。飛鉤は長さ八寸、鉤の先が四寸、柄の長さ六尺以上で千二百本。これを相手の群れに投げます。三軍が拒んで守るには、木螳螂剣刃扶胥、幅二丈のものを百二十具。一名を行馬といい、平らな地では歩兵で車と騎を破ります。木のまきびしは地上二尺五寸で百二十具。歩兵と騎兵を破り、追い詰められた敵を遮り、敗走を阻みます。軸旋短衝矛戟扶胥は百二十具。黄帝が蚩尤氏を破ったものです。歩兵と騎兵を破り、追い詰められた敵を遮り、敗走を阻みます。狭い道や細い小道には鉄のまきびしを張ります。先の高さ四寸、幅八寸、長さ六尺以上で千二百具。歩兵と騎兵を破ります。暗がりに突いて前へ出て急に戦い、白刃が交わるときには地羅を張り、二つ鏃のまきびしと参連織女を敷きます。先と先の間を二寸あけて、一万二千具。広い野の草の中には方胸の鋋矛を千二百具。鋋矛を張る法は高さ一尺五寸です。歩兵と騎兵を破り、追い詰められた敵を遮り、敗走を阻みます。狭い道や細い小道、地の陥んだ所には、鉄の械と鎖を三つ連ねたものを百二十具。歩兵と騎兵を破り、追い詰められた敵を遮り、敗走を阻みます。塁の門を拒んで守るには、矛戟小櫓を十二具、絞車と連弩を添えます。三軍が拒んで守るには、天羅・虎落の鎖つなぎを、一部の幅一丈五尺、高さ八尺で百二十具。虎落剣刃扶胥は幅一丈五尺、高さ八尺で五百二十具。溝と塹を渡るには、飛橋一間、幅一丈五尺、長さ二丈以上に、転関と轆轤八具を付け、環つきの通し綱で張ります。大水を渡るには、飛江、幅一丈五尺、長さ二丈以上を八具、環つきの通し綱で張ります。天浮鉄螳螂は、内は方で外は円く、径四尺以上、環の網を添えて三十二具。天浮で飛江を張って大海を渡るのを天潢といい、一名を天船といいます。山林や野に宿るには、虎落の柴の営を結びます。環つきの鉄鎖は長さ二丈以上を千二百本、環つきの大綱は太さ四寸、長さ四丈以上を六百本、環つきの中綱は太さ二寸、長さ四丈以上を二百本、環つきの小綱は長さ二丈以上を一万二千本。雨が降るときは、車の上の板を覆い、麻を結んで互いに噛み合わせます。幅四尺、長さ四丈以上で、車一台につき一具、鉄の杙で張ります。木を伐る大斧は、重さ八斤、柄の長さ三尺以上を三百本。棨钁は刃の幅六寸、柄の長さ五尺以上を三百本。銅で突き固める錘は長さ五尺以上を三百本。鷹の爪のような方胸の鉄の熊手は、柄の長さ七尺以上を三百本。方胸の鉄叉は柄の長さ七尺以上を三百本。方胸の二股の鉄叉は柄の長さ七尺以上を三百本。草木を薙ぐ大鎌は柄の長さ七尺以上を三百本。大櫓は刀の重さ八斤、柄の長さ六尺で三百本。環のついた鉄の杙は長さ三尺以上を三百本。杙を打つ大槌は重さ五斤、柄の長さ二尺以上を百二十具。甲士一万人に、強い弩六千、戟と楯二千、矛と楯二千、攻める道具を修め整え兵器を研ぐ巧みな手の者三百人。これが兵を挙げて軍で用いる大まかな数です。」武王は「まことにそうだ」と言った。