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尉繚子 — 兵教 下尉繚子 兵教下

武経七書(七つの兵法書)— 孫子を除いた六つ 武經七書 · 姜太公に仮託・黄石公に仮託・尉繚・呉起・司馬穰苴・李靖 · 戦国時代〜唐(紀元前4世紀〜7世紀) · 段落 4 · 漢字 164字 · 朗読 0.7分

武経七書(七つの兵法書)— 孫子を除いた六つ 尉繚子 宋が武官を選ぶ教科書として定めた七つの兵書のうち、孫子兵法を除いた六つ。六韜は文王・武王が太公望に問う問答で、国の治めから車・騎兵・野戦・水渡りまで六十篇、三略は黄石公が張良に与えたという短い三篇、尉繚子は秦の前後の軍令と伍・什の編制を細かに記した二十四篇、呉子は呉起が魏の武侯に答えた六篇、司馬法は春秋以前の軍礼を伝える五篇、李衛公問対は唐の太宗と李靖が奇正・虚実・蕃漢・攻守をやり取りした三巻である。「兵は凶器である」、「人を至らせて人に引かれない」、「千章万句も、さまざまな方法で誤らせるというその一句を越えない」がここから出た。孫子兵法の次に読む兵家の残りの六つの流れを一か所に集めた。

1兵の五つの至り

兵有五致:為將忘家,踰垠忘親,指敵忘身,必死則生,急勝為下。

兵には五つの至りがある。将となれば家を忘れ、国境を越えれば親を忘れ、敵を指せば身を忘れ、必ず死ぬ覚悟でいれば生き、急いで勝とうとするのは下である。

2賞は山のように、罰は谷のように

武王問太公望曰:「吾欲少間而極用人之要」望對曰:「賞如山,罰如谿。太上無過,其次補過。使人無得私語。諸罰而請不罰者,死;諸賞而請不賞者,死。」

武王が太公望に「わたしはわずかな間に人を使う要をつかみ尽くしたい」と問うと、太公望は答えた。「賞は山のように、罰は谷のようになさいませ。最上は過ちのないこと、その次は過ちを補うことです。人に私語をさせてはなりません。罰すべき者について罰しないでほしいと願う者は死罪、賞すべき者について賞しないでほしいと願う者も死罪となさいませ。」

3軍を起こすには内と外の情勢を見極めよ

凡興師,必審內外之權,以計其去。兵有備闕,糧食有餘不足,校所出入之路,然後興師伐亂,必能入之。

軍を起こすには、必ず内と外の情勢を見極めて、その進み方を計らなければならない。軍には備わっているものと欠けているものがあり、糧食には余りと不足がある。出入りの道を比べ検めたうえで軍を起こし、乱れた国を討てば、必ず入ることができる。

4土地が広くて城が小さければまず土地を収めよ

地大而城小者,必先收其地;城大而地窄者,必先攻其城。地廣而人寡者,則絕其阨;地狹而人眾者,則築大堙以臨之。

土地が広くて城が小さければ、必ずまずその土地を収める。城が大きくて土地が狭ければ、必ずまずその城を攻める。土地が広くて人が少なければ、その要害を断つ。土地が狭くて人が多ければ、大きな土山を築いて見下ろす。