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末国末國
梁書 諸夷伝(梁書に記された諸夷の記録) 全一巻 南朝の梁が見た三十六か国。武寧王が「再び強国となった」と知らせた表文、新羅が初めて自らの名で現れる記録、仏の髪と阿育王塔の話、そして扶桑国・女人国のような海の果ての伝説まで — 南海から西域に至る最も幅広い諸夷伝である。
1末国
末國,漢世且末國也。勝兵萬餘戶。北與丁零,東與白題,西與波斯接。土人剪髮,著氈帽、小袖衣,爲衫則開頸而縫前。多牛羊騾驢。其王安末深盤,普通五年,遣使來貢獻。
末国は漢の世の且末国である。兵を出せる家は一万余戸である。北は丁零と、東は白題と、西は波斯と接する。土地の人は髪を剪り、氈の帽と小袖の衣を着け、衫を作るときは首のところを開けて前を縫う。牛・羊・騾・驢が多い。その王の安末深盤が、普通五年、使者を遣わして来て貢り献じた。